ご挨拶

郡上市商工会は、旧郡上郡に在った八幡町、大和町、白鳥町、高鷲村、明宝村、美並村、和良村の商工会が合併し、平成19年4月に設立されました。合併当初の商工会員数は2,442名、岐阜県土の約10分の1という広大な区域を所轄する、全国でも有数の大規模商工会となりました。

合併を機に、中小・小規模事業者の集まりである商工会員の為に「商工会の役割は企業の売上が立つようお手伝いする事が第一」と掲げ、それまで地域おこしの掛声のもとにイベント中心であった商工会活動から、商工会員の皆さまの経営を支援する業務に軸足を移し、新しい取組みにチャレンジする先進的な商工会として生まれ変わりました。 郡上市商工会が掲げる5つの取組に、経営支援の強化及び継続的支援、創業・経営革新等による地域産業の育成・雇用の創出、事業承継支援、郡上ブランドの育成・販路開拓、地域産業を担う人材の育成があります。なかでも事業者間での商談取引を促進する「ビジネスマッチング」や、創業希望者を対象にした実践的な知識を養う講座「創業塾」、「事業承継支援センター」、「経営支援専門家窓口相談」などは、商工業者を支援する郡上市商工会独自の事業として成果を上げております。

郡上市商工会長 木嶋勘逸

折しもアベノミクスの「地方創生」により日本全体の企業数の80%以上を占める小規模事業者への注目が高まる中、その殆どが小規模事業者で構成されている商工会に目が向けられるようになり、時代を先取りした商工会として全国で一躍脚光を浴びる存在となりました。 小規模事業者支援法の改正により商工会の認定制度が示され、郡上市商工会の策定した「経営発達支援計画」は平成27年7月に全国でもごく僅か、県内商工会のトップを切って国の認定を受ける事となりました。 また、ここ数年は多くの創業間もない事業所が本会にご加入を頂き、郡上市にも新しい息吹を感じております。

職員ひとりひとりが『行きます・聞きます・提案します』をモットーに、事業を営む皆様の経営のお手伝いをする一番身近なサポーターとして、私たち郡上市商工会は会員事業所の未来に貢献してまいります。

2019年3月吉日 郡上市商工会長 木嶋勘逸